もらえると嬉しい賞与!

賞与は必ずもらえるものと思っているのは間違いだ

退職時にボーナスで揉めない為の心得

日本の企業のおよそ8割から9割の会社でボーナスが支給されている。業績の悪化などで支給がされない企業も中にはあるが、多くの企業では毎年2回、夏と冬に支給が行われているのである。年末の商戦やクレジットカードの支払い、住宅ローンの支払いなど日本の商習慣にも完全に根付いてしまっている事もあり、業績が悪化したり、赤字が出てしまっても完全に支給を行わないという決断を行う企業は少ない。

その一方でヒット商品が出て、爆発的に業績が上がっても、海外の企業の様に臨時で特別に支給がされる事が無いのも日本ならではの特徴となっている。まさに日本らしい安定志向の制度と言える。その様な日本のボーナス制度であるが、支給される額が月の給与の数か月分に及ぶ事もあり、従業員側からすると貰えるものはもらいたいと思うのが本音であろう。

その考え方はもちろん、退職を考えているという人も同じである。特に退職を考えている人の場合は後腐れなく退職をする為にも注意が必要といえる。円満に退職が出来、かつボーナスもしっかりと貰える絶好のタイミングをしっかりと図る様にするのが賢明である。具体的には12月支給の場合は支給額なども決定されている12月の頭あるいは1月に入ってからが良いであろう。査定が行われているタイミングなどに退職を申し出ると、それが査定に響き、不当に減額がされてしまう可能性もある上、場合よっては支給そのものを見送られるリスクもあるのである。