もらえると嬉しい賞与!

賞与は必ずもらえるものと思っているのは間違いだ

社員のモチベーション維持に役立つボーナス

ボーナスというのは、基本給とは別に支払われる特別報酬のことである。日本では昔から賞与と呼んでいる。福利厚生の欄に記載されていることが多いので、求職活動をする際にはチェックをしておきたいものだ。多くの企業で夏と冬の2回に分けて出されているものであって、基本給の何ヵ月分かという計算で弾き出されるものでもある。一般的に数十万円であって、大企業の場合には百万円を超えるケースも珍しくはない。

ただ、最近は不況が長く続いたこともあって、ボーナスがゼロだという会社も少なくはない。特に中小企業では、賞与がないというケースが目立つ。あったとしても、1ヵ月分かそれ以下である場合も増えてきているのだ。もちろん自営業の場合には、賞与を支払ってくれる人がいないのでゼロとなる。

この賞与は、年度によってかなり額が変わってくるものだ。基本給はそう簡単に減ることはないが、ボーナスは業績が悪いと一気に減ることも多い。逆に、業績がいい場合には一気に上がるケースもある。より多くの賞与がもらいたいなら、1年間きちんと仕事で結果を残すのが最善だろう。頑張れば上がるという点から、賞与が社員のモチベーションを支えている会社も多い。賞与は、これを含めて年収にするのが普通だ。それゆえ、この額が大きくなればなるほど、年収に占める基本給の割合は低くなっていく。年収が高い割に月収が低いという人は、それだけ多くの特別報酬をもらっているということなのだ。